MM銘柄とレーティング

MM銘柄とレーティング

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ここでは発見したMM銘柄とレーティングについて説明いたします。

ITickerを使用してある程度MM銘柄を抽出したとします。知っている会社ならまだしも、初めて聞くような会社の株をいきなりは買えませんよね? その抽出された銘柄が市場でどのように診断されているかを調べます。

この時利用するのがレーティング( Rating )です。レーティングとは各証券系調査機関のアナリストが、その企業に対して下した投資判断を意味します。株価の格付けみたいなものですね。

サイトの冒頭部分で 「 アナリスト情報は信用できない 」 ようなことを書きましたが、ここだけは利用させてもらいます。(笑)

根拠的には、アナリスト1社1社は信用できないが、複数社の総意はある程度信頼できるとするのです。なので、注意すべきは複数社のレーティングが揃っていることが条件です、どんなにレーティングがよくても1社のみの評価は判断の対象から外した方が賢明です。

このレーティングの調査にもITickerを使用します。





抽出されたMM銘柄の個別銘柄にカーソルを合わせて右クリックすると、上図のようにメニューが開きます。

メニューのレーティングを開いて、ここでは 「 6702富士通 」 の 「 MSN 」のレーティングを調査することにします。






すると、ITickerからMSNマネーのレーティング情報画面が別ウインドウで開きます。

内容を見ますと、「強気」が1社、「やや強気」が8社、「中立」が8社、「やや弱気」が0社、「弱気」が1社、の18社のアナリストのレーティングが記載されており、そのレーティング平均値は 「2.56 」となっています。(「現在」を見てます。)

なお、MSNのレーティング平均値は、

1.0 = 強気
1.1〜2.0 =やや強気
2.1〜3.0 =中立
3.1〜4.0 =やや弱気
4.1〜5.0 =弱気


となっており、数字が小さい方が評価が高いと見ることができます。

さらにMSNのレーティング情報は過去3ヶ月前からのものが掲載されており、レーティングがどのように推移してきたかわかるようになっています。

この時の富士通の場合ですと、1ケ月前の評価よりややレーティングが低くなっていることがわかります。







一方 「 7757日本電産サンキョー 」 のレーティングを見ますと、レーティング平均値は 「 1.0 」 と最高評価ですが、評価しているアナリストがたった1社です。

このように評価の少ない銘柄は先の理由より除外した方が無難かと思います。



MM法はテクニカルのみの手法と思われている方も多いのですが、機械的にMM条件を満足した銘柄に「買い」をいれるのではありません。

MM条件を満足した「買い銘柄候補」をよく調査することで、より安全に投資することが可能になると思います。このレーティング調査も「安全投資」の一助になります。

なので単にレーティングだけでその会社を判断するだけではなく、ネットにてありとあらゆる情報をできるだけ入手すべきと思います。

次コンテンツにあります「ロイター銘柄情報レポート」なども個人投資家では到底収集・分析できないようなデータが消化できないほど掲載されています、このような有料サービスを利用するのも一案と思います。




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