MM法の基本手法

MM法の基本手法

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MM法での「 買い 」の基本手法です。

まず、株式投資で利益を得るには 「 安く買って高く売る 」 これに限ります。ならばどんな優良株であっても 「 安くなければ買わない 」 ことが重要となります。

では、何をもって 「 今の株価が安い 」 と判断できるのでしょうか? また、株価は 「 底 」になると反転して上昇しはじめますが、どこが 「 底 」 となるのでしょうか?

MM法は4つのテクニカル指標を用いて、ある条件を満たした時に「 底である 」、あるいは「 底である可能性が高い 」と判断しています。そしてそこから株価が反転しはじめたのを確認してから、買いで参入して利益を得ます。



このMM法で用いる4つのテクニカル指標とその条件とは、

指標 買い 売り
ボリンジャーバンド -2σ(シグマ)以下 +2σ(シグマ)以上
RSI 25%以下 75%以上
ADX 75%以上
MACD マイナスで低位
シグナルとの乖離が大きい
プラスで高位
シグナルとの乖離が大きい


になります。また、この条件を MM条件 と称します。

ちなみにテクニカル指標とされるものはもっとたくさんの種類があるのですが、MM法では基本的にこの4つの指標のみを使用します。

重要なのはこのMM条件が4つともすべて満足して初めて 「 買い銘柄候補 」 とすることができるのです。

さらに注意すべきは 「 MM条件がすべて満足=買い銘柄 」 ではありません、あくまでも「 買い銘柄候補 」にすぎないのです。



MM法のよいところは買い銘柄の条件(MM条件)がはっきりしているところです、チャートソフトをある程度使える方なら、誰でもこの買い候補銘柄候補はすぐにでもスクリーニング(銘柄検索)することができます。

何もこの4つのテクニカル指標の意味を深く理解しなければできないというものではありません、指標は証券会社が提供しているなどのチャートソフトに設定さえしてしまえば自動的に描いてくれますので、面倒な計算などもありません。こちらはMM条件を満たした銘柄をスクリーニングするだけでいいのです。

そして、そのMM条件を満たした銘柄を日々観察し、充分に反転したらすぐさま 「 買い 」を入れます。

基本的にMM法では逆張りは禁忌となっています、あくまで反転するまで待ってから初めて買いを入れることになります。



試しにすでに株式投資をしてる方は、お手持ちの証券会社のチャートソフトにてMM法の4つの指標を同一画面に設定してみてください。すると、MM条件が満足した時、あるいはほぼ満足した時に株価が反転してることがわかると思います。




赤枠にMM条件が発生(上からボリンジャーバンド、RSI、ADX、MACD : 楽天証券のマーケットスピード使用)


画像は08年1月の三菱商事のチャートです、MM条件が満足した時が底になり、その後、見事に反転上昇しています。MM条件が株価の底を探し出すのに有用なことがわかります。



しかしながら株に 「 絶対 」 はありえません、このMM条件を満たせば必ず株価が上昇するとはいえませんし、実際思惑に反することも多々起こりえます。

肝心なのはこの基本手法を軸に、その時の相場環境、その銘柄の癖、若干のファンダメンタル情報などの外的要素を加味して、総合的に判断して投資する必要性があります。

けれどもこのMM法だけでも強力な個人投資家の武器になると思います、あとはこの武器を使う側が充分に修練し、自分のものにすることができるかが非常に重要になると思います。



※MM法の「買い」のみで説明しています、カラ売りはほぼ逆の考えでOKです。しかしながら増田氏はMM法のビギナーは「買い」から修練せよ、と申しております。




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