本国カタログ

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イタ雑で購入したニューチンクの本国カタログ



イタリア車グッズでおなじみのイタリア自動車雑貨店にてニューチンク(新型フィアット500)の本国カタログを購入しました。

かなり気合の入った分厚いカタログなので、これでしばらくは楽しめそうです。



さて、購入すべきニューチンクの仕様探究を続けます。

前回「輸入されるまま素直に従う」みたいな結論を出しましたが、やはりそれはそれ、希望する仕様はやっぱり自分で決めてみたいものです。



まずはボディカラー。

本国でのニューチンクのボディカラーは12色用意されてました。



カラー見本のページです めくれます



かつてのチンク(2代目チンクェチェント)にあったカラーのリバイバルが6色で、それ以外は新色になっているそうです。

内訳はソリッドが8色、メタリックが3色、パール(マイカ)が1色、の計12色。

さらにはソリッドカラー8色のうち、6色がエクスクルーシブという名のスペシャルなソリッドカラー(?)になっています。







少し小さくて見にくいですが、左側画像を上から順に書くと、

ボサノバ・ホワイト(ソリッド)
ブレックファスト・グレー(メタリック)
クロスオーバー・ブラック(メタリック)

モッド・ブルー(メタリック)
ジャイヴ・ブルー(ソリッド)
イェイェ・グリーン(エクスクルーシブ)

右側画像の左上より、

カリプソ・オレンジ(エクスクルーシブ)
パソドブル・レッド(エクスクルーシブ)
パンク・グレー(エクスクルーシブ)

チャチャチャ・アズール(エクスクルーシブ)
トロピカリアイ・イエロー(エクスクルーシブ)
ファンク・ホワイト(パールマイカ)

となります。

この「エクスクルーシブ」がちょっと問題で、ソリッドとはいえメタリックにも見えちゃうカラーかもしれません。

エクスクルーシブカラーである「カリプソ・オレンジ」は、先代のプントやプント・アバルトにもあった同名のカラーですが、筆者は今までメタリックと思ってました。(笑)

もし先代プントと同じカラーならば、限りなくメタリックに近いソリッドカラーになるかもしれません。

ちなみにニューチンクのボディカラーは、カタログにあるとおり、内装ダッシュパネルと同色になるそうです。



ここで考察。

はたしてこの12色全部が日本に入ってくるか、がキモになります。

このへんは前コンテンツ(ポップ、スポルト、ラウンジ)でも考察してるのですが、販売戦略の問題で、12色すべての色が入ってくるとは限りません。

国産のように受注してから製作できないので、「日本での売れセン」をリサーチして減色することになる可能性が高いかもしれません。

ここで思い出すのが1999年の2代目プント、元の筆者号の時です。

1999年にフィアット100周年記念車として日本でも発売された2代目プントのカラーバリエーションは、なんと13色もありました。

とても魅力的な色がラインナップされていたのですが、保守的な日本(?)では結局ある程度の色しか売れませんでした。

ほとんどのディーラーでは1台も売れなかったカラーが何色か存在してたようです。

ちなみにその後、グリルが付いたマイナーチェンジ後のプントでは、6色(だったかな?)に減色されてしまいました。

この時の経験がフィアットのトラウマになってなければいいなと、思うばかりですが・・・。



次に内装。

ポップ、スポルト、ラウンジ、グレード別にそれぞれのシートが用意されており、オプションで本革のフラウが選べます。

しかし・・・。


ポップのシート? スポルトかラウンジのシート?

ラウンジかスポルトのシート? オプションのフラウのシート

画像を4枚載せたものの、今のところどれがどのグレードなのかがはっきりしないのです。

カタログにそれらしいイタリア語も無く(あるいは解読不可能(笑))、日本の雑誌でも紹介が入り混じっていて、よくわからないのです。

雑誌記事の多数決的には左上画像のブルー/アイボリーのシートがポップになるのですが、スポルトとラウンジは表記が入り混じってます。

カタログを見るにレザーシートは1種類しかなかったので、右下の「フラウのレザーシート」だけは間違いないと思いますが。

ちなみにそれぞれ4〜5種類のカラーバリエーションがありました。



この内装色の他にステアリング&シフトノブにもカラーバリエーションがありました。



ステアリングは3種類 オプションのライン・シュミレーション


ステアリング&シフトノブは3種類用意されています。

画像上より、ホワイト、ブラウン、ブラックになり、シフトノブおよびブーツと、メーターカバーの配色も異なってきます。

ラウンジとスポルトは革巻きステアリングになり、ポップにはオプションだそうです。



前コンテンツと合わせて、ここまでのニューチンクのバリエーションを整理すると、

・エンジンが1.2L、1.4L、1.3ディーゼルの3種類。
・ミッションがデュアロジックと5MTか6MTの3種類。
・ボディカラーが12種類。
・内装パターンが4種類で、それぞれ4〜5パターン。
・ステアリングが3種類。
・さらに仕様でオプションとして選べたり選べなかったり。

となります。

さらにはアバルト(ABARTH)の復活も確実視されていますし・・・。

組み合わせ的にはかなりの数になりますね。

とてもじゃありませんが、すべてのパターンを日本で買えるとは思えません、やはり「売れセン」と思えるモデルが販売されることになるでしょう。

なにせ日本仕様は「右ハンドル」になるのですから。



結論としてやはり「輸入されるモデルから素直に選ぶ」しかなさそうですね、少し残念ですが・・・。

少なくともMT(マニュアル)車の販売を望みたいですが、現在のFGAJラインナップを見るとたぶん無理かもしれませんね・・・。

残念ですがニューチンクのマニュアル車は、「ニューチンク・アバルト」まで待たなければならなくなる、と悲しい予想をしています。

また、確実にアバルトが控えているなら、現行の「スポルト」というスポーツグレードの輸入販売もアヤシくなってくるかもしれませんね。



筆者の悲観的予想がハズレることを切に願ってます。



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